ハッシュ値計算ツールの使い方|MD5/SHA系を一括生成
まず、ここに貼ってください
ファイルが改ざんされていないか確認したい、Etag用のチェックサムが欲しい、ダウンロードしたisoの整合性を確認したい。考える前に ハッシュ値計算ツール に投入してください。
5種類のハッシュアルゴリズム(MD5 / SHA-1 / SHA-256 / SHA-384 / SHA-512)を同時に計算して並べて表示します。比較ツールとして使うのに便利。
即断テーブル
| 困っていること | 操作 |
|---|---|
| 文字列のハッシュが欲しい | 「テキスト」モード→入力 |
| ファイルのハッシュが欲しい | 「ファイル」モード→選択 |
| 公開されたチェックサムと照合 | 同じアルゴリズムの出力をコピーして比較 |
| 全アルゴリズムを見たい | そのまま見るだけ(一括表示) |
このツールで解決できる4つの問題
1. 「ダウンロードしたファイルのSHA-256を確認したい」
OSSサイトに掲載されている sha256sum: abc123... と一致するか確認するケース。
→ 「ファイル」モード → ファイル選択
ローカルでファイルが処理され、5種類のハッシュ値が同時計算されます。SHA-256欄をクリックでコピー→公開値と比較。
2. 「テキストのハッシュが欲しい」
JWTの署名検証、APIキーのfingerprint、deduplication用のキーなど。
→ 「テキスト」モード → 入力欄に貼り付け
200msデバウンスで自動計算。長文をペーストしても入力ラグが起きません。
3. 「Etagやキャッシュキーに使うハッシュ」
Cache-Control: max-age=... と組み合わせるEtag生成、画像のfingerprint。
→ MD5やSHA-1の短い値を使うことが多い
短さ重視。MD5なら32文字、SHA-1なら40文字。認証用途では使わないこと(後述)。
4. 「同じ文字列で MD5 と SHA-256 を見比べたい」
5アルゴリズムが同時に並ぶのが本ツールの最大の特徴。「アルゴリズムだけ違って同じデータ」のハッシュを比較できます:
| 入力 | hello | 結果 |
|---|---|---|
| MD5 | 5d41402abc4b2a76b9719d911017c592 | |
| SHA-1 | aaf4c61ddcc5e8a2dabede0f3b482cd9aea9434d | |
| SHA-256 | 2cf24dba5fb0a30e26e83b2ac5b9e29e1b161e5c1fa7425e73043362938b9824 | |
| SHA-384 | 59e1748777448c69de6b800d7a33bbfb9ff1b463e44354c3553bcdb9c666fa90125a3c79f90397bdf5f6a13de828684f | |
| SHA-512 | 9b71d224bd62f3785d96d46ad3ea3d73319bfbc2890caadae2dff72519673ca72323c3d99ba5c11d7c7acc6e14b8c5da0c4663475c2e5c3adef46f73bcdec043 |
文字数が違うだけでなく、入力の1ビット変化で全く別の値になるのが暗号学的ハッシュの特徴。
5つのアルゴリズムの違い
| アルゴリズム | 文字数 | 強度 | 状態 |
|---|---|---|---|
| MD5 | 32 | 弱 | 衝突実在、認証用途は非推奨 |
| SHA-1 | 40 | 弱 | 衝突攻撃が現実的、Git以外は撤退中 |
| SHA-256 | 64 | 強 | 一般用途で推奨 |
| SHA-384 | 96 | 強 | SHA-512のtruncated版 |
| SHA-512 | 128 | 最強 | 高セキュリティ用途 |
整合性チェック・認証用途はSHA-256以上を選んでください。
モードの違い
テキストモード
- 入力テキストを UTF-8でエンコードしてハッシュ化
- 200msデバウンスで自動計算
- 長文ペースト時も入力ラグなし
ファイルモード
- ファイル全体をArrayBufferで読み込み、ハッシュ化
- ファイル選択直後に計算開始
- 計算中は「計算中...」表示
- ファイルはローカルでのみ処理、サーバーに送信されない
ファイルサイズの上限
技術的には上限なしですが、ブラウザのメモリ制限で実質的な上限があります:
| ファイルサイズ | 動作 |
|---|---|
| 〜100MB | 問題なく動作 |
| 100MB〜1GB | 数秒〜数十秒、メモリ消費注意 |
| 1GB〜 | ブラウザがクラッシュする可能性 |
複数GBのファイルは、shasum などのコマンドラインツールを推奨。本ツールは手元のテキスト・小〜中ファイルの確認用に最適です。
ハッシュ値が「壊れた」と感じたら
| 症状 | 原因 |
|---|---|
| 同じファイルで毎回違う値 | 起こりません(同じ入力=同じ出力) |
| 公開値と1文字違う | 大文字小文字の違い、または前後の空白 |
| ファイルだけ違う | 改行コード(CRLF/LF)が違う |
| 全く違う | アルゴリズムを誤認している |
特に改行コード問題は厄介で、Windows でテキストファイルを保存すると \r\n になり、Unixのハッシュ値とズレます。バイナリで開く、または改行を正規化してから計算してください。
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| 記事 | 読むタイミング |
|---|---|
| どのハッシュアルゴリズムを選ぶか | 用途別の選び方を知りたい |
| MD5/SHA-1がなぜ非推奨なのか | 「衝突攻撃」とは何かを理解したい |
| ハッシュ値の使いどころ | 整合性チェック以外の使い方を知りたい |